2012/06/24

簡易感想いろいろ

今日は休みなので例によってだらだらベッドに横になりながら本とか読んで過ごしておりました。これは!というのは無かったので簡易感想を並べておきます。


『ふたりの距離の概算』(米澤穂信)
今アニメ(氷菓)やってる古典部シリーズの文庫版5冊目。ふつーに面白かったです。アニメ見てるとどうにもえるに性的な目を向けてばかりになってしまいますが、小説だとホータローに萌えつつ読んじゃいますね。氷菓のヒロインはホータローです。アニメ版の風呂シーンでホータローばっかり映ってたのは原作準拠といえるでしょう(てきとう)。今回は『ふたりの距離の概算』ってタイトルにもあるように、友人などといった他人との距離感に焦点があたってますが、そういったものに対するホータローの考え方を見てると、老成してるような彼のなかに高校生らしい若さが見えてニヤニヤできますね。俺はもう他人との距離については、完全に答えを出してしまっているので、悩め少年!っていうような意味不明な上から目線で眺めてましたねー。


『俺、ツインテールになります。』(水沢夢)
なかなか評判が良さそうだった&タイトルに引かれたので、買おうと思ってたはずが、すっかり忘れていたという…。今日気づいて買いに行きました。近所の本屋はガガガはあまり置いてないので、期待せずに何店か巡ってみたんですが、1冊発見したので購入。
主人公の一人称で、ツインテを連打しつつツインテへの愛を語る序盤はすごく良かったですね。俺がツインテけっこう好きだってのもありますが、すぐに話にノレました。最初の闘いが終わるまでは勢いがあって一気に読めましたね。ただ、その後、敵が何匹かでてくるところはけっこうダレます。主人公もダレ切みになるくらいなんで、疑似体験としては正解なのかもしれないですけど、読んでる途中で寝ちゃいました…。雑魚い敵がずっと出てくるのも理由付けされてはいるのですが、ちょっと退屈だったかなあ。
この辺の退屈さは、読むひとによっては、ヒロインたちとの掛け合いで解消されるのかもしれないですが、俺はどうもあの手の現実的な暴力ヒロインは苦手なので…。例えば、ルイズがエクスプロージョンしようが、古依が雷落とそうが、ギャグ文脈として消化できるんですけど、フォーク刺す(ニャル子)とか関節技決めるとか殴るとかはきついですね。痛みの想像が容易すぎて。


『追奏のオーグメント体験版』(地雷ソフト)
ネタ的に有名になった印象しかなかったメーカーさんですが、体験版やってみたらなかなか良かったですね。77歳?の素人童貞のじいさんが、自分の華のない人生に後悔して自殺したら、60年前にタイムスリップしてしまった、というところからスタートします。人生やりなおしのifストーリーで、自殺から始まるくらいだから、暗い話かなーと思ったんですが、全然違ってました。体験版段階では全くストーリーが進まなかっただけかもしれないですが、日常の描写がとても楽しい。脳も若返る、という設定なんで、じいさんがすぐに若者思考になってしまうんですが、この元じいさんの主人公とその友人キャラ、そしてヒロイン達によるギャグの連打が凄まじい。ずーーーっとボケてスカしてツッコんでって感じ。爆笑ってレベルじゃないですが、なかなか面白いので読み続けてしまいました。ポテチとか食いながらげらげら笑うような感じですね。
この後どうなんだろうなあ。シリアスにしなくてもこの日常描写のままなんとなーくヒロインと付き合って変わらず楽しい日常を続けるだけでいい作品になると思います。ただ展開が読めなさすぎて買うかどうかは微妙なラインです。圧倒的にギャグがすごいってわけでもないしなあ…。うむむ…。


今日はこんなところです。ではまた。