2012/12/19

簡単に

ちょっと前に鬱々としてたときに、「届かない言葉にも意味があるんじゃないのかね」とか何とかつぶやいたんですけど、あの時つづけて書こうとしてやめた言葉がありました。まあ大した内容じゃないんですが、何となく言う前に確認の意味でクロスチャンネルを再プレイすっかーという気分になりまして最近静かにプレイしなおしてました。復刻版DVDです。解像度が良くなってますね。音も良くなったのかしら。俺は耳が腐っている(舌も腐ってなかったっけ?)ので自信持っては言えないんですが。

さて簡単に。超有名ゲームなんで細かい話とかはどうでも良くて、俺はどういう風に読んで、どこが好きかというお話だけ書いときます。自分用のメモですな。

俺にとってこのゲームで最も重要なシーンは、ED前、全員を送還した太一が「生きている人、いますか?」と放送するシーンです。この言葉から始まる太一の放送については、「黒須ちゃん、寝る。」に至るまで読み手に対するメッセージとして受け取ることも可能です。例えば「生きてください」とか。ただ俺は、(正解が何かは知りませんが)そういう風には受け取らないみたいです。というかもしそんな風に受け取っていたとしたら、好きになるわけないですね。大きなお世話じゃ!っつー話で。

じゃあどう読んだのかというと。自分勝手に7人を利用して思い出を得て、傷つけ(き)たくないから送還して、いなくなったらいなくなったで繋がりたくて狂いそうになって、七香の言葉とともに心の平穏を得て、ようやくヒトらしき何かになれた太一が、それでもなお、無駄だとわかっていても、呼びかけざるを得なかった。その姿に、物語中の言葉を借りれば、「見返りを求めない」友情を感じたわけです。

まあそういうわけで、「寝る」で伝わる必要はないかなーとは思うものの、ここでの太一の言葉にも勝手に共感してたりするのでアレですね。「好きになる」ってのをやたら重視してたりしますし…。

簡単ですが、確認みたいなもんなのでこんなところで。

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ああそうだ。もうすでに言ってるので繰り返しになりますが、「届かない言葉にも意味があるんじゃないのかね」とかいうのに続けて言いたかったのは「届かないと知っていても言葉を発せずにはいられなかった姿に、見返りを求めない友情を感じたんじゃないの」です。どうやら何かに対するイヤミっぽいんだけど、もう忘れてしまった。もうだめだ…