2013/08/18

名場面マーカー

ホワルバ2 VITA版のこれ
名場面マーカー表示 
プレイ中に名場面が近付くと、ゲーム画面にそれを知らせるアイコンが表示される。
ピックアップした名場面はユーザーの皆様から募集した選りすぐりのシーン! 
http://www.amazon.co.jp/dp/B00ECTGVFI
TLに流れてきたときは脊髄反射で野暮だなー、と思ったわけですが、それは何故かって考え始めると混乱してきたので思考メモ。見返すとバカっぷりがひどい。

野暮だな、と感じた理由ってのは「ここが感動する場面ですよ!」とデカデカとテロップ出されると冷めるだろってのがひとつ。もう一つは、不意打ちのシーンが全滅しない? という疑問。

後者については置いといて、前者に関連して思い出されたのが、主人公が射精するタイミングを知らせてくれる「射精カウントダウン」システム。たとえば妹ぱらのこれ(※18禁)
一緒にイける!射精クリックカウンター!!
あと何クリックで射精するのか?お知らせするカウント機能です。
ヌキ所のタイミング合わせはこれでバッチリ!です。
※ゲームの設定画面より機能をON/OFFする事が出来ます。 
http://www.moon-stone.jp/product/ms11/special.html
サジェスト、という意味での共通点ですね。名場面マーカーが名場面を教えてくれるのに対して射精カウントダウンは射精タイミングを教えてくれる。今コピペして思ったんだけど、射精カウントダウンで「ユーザーの皆様から募集した選りすぐりの抜けるシーン!」だと非常に嫌な風景である。

で、個人的には射精カウントダウンも好きではないわけですが、ただこっちは好意的な反応になる可能性はあると思うんですよね。例えば、自らの下の世話を機械的にされることに興奮する場合とか。前、Hシーンのパターンアニメに関して、道具的な方がよほど興奮すると書いたことがありましたが、これは何もヒロインを道具として扱う場合だけの話ではなくて、むしろ自分がいわゆる「精子を出す自販機」になってしまう方が興奮する。まあちっちゃなおんなのこに射精管理されるのとゲームシステムによって射精管理されるのとでは大きな断絶が存在しますが。

さて、ここまでつらつら考えてきて、「ゲームシステムによる射精管理」に至りました。そんで「あれ?」って思ったんですが、通常のゲームプレイによる「感動」ってのは何だ、と。相当に凄いゲームでしか体験しないことだけど、例えばそれこそホワルバ2でかずさの叫びがあって、キスシーンの一枚絵に切り替わって、雪が降ってて、言葉が消えて、音楽が流れていたときにただ機械のようにゲームによって感動をコントロールされている。そしてそれが異常に気持ちいい。

つまり、俺がはじめに言い訳として思いついた「感動を指図されたくない」というのは正確ではなくて、単に上手くやってくれ、ということだと。強引に盛り上げるだけの音楽では却って冷めるっていう話ですね。そんなもんで感動するかナメんな、上手く感動させてくれ。そして名場面マーカーは上手く騙してもらうには邪魔でしかない。

わがままな消費者だ。