2012/11/21

バカじゃねえの

穴蔵に向かったつもりで何か書き始めてみることにする。

なんもかも嫌になった。理由はよくわからん。たんに限界なのかもね。Q見たあたりからっつーのもあるかもしれんので、そのあたりの話から始めてみようか。

客観的に言えば、退屈だった。強引に要素をつめこんで、旧作との対比、つながりを挿入したせいで流れがスムーズでない。中だるみもある。下手だな、という印象ばかりが残る。「ヱヴァ」ではなく「エヴァ」だっつう感想には同意する。この単語は固有名詞ではなく形容詞であるとするならば確かにおっしゃるとおりだ。

それを大喜びすりゃよかったのかもしらん。思い出を懐かしむような、あるいは若返った気分にでもなればよかったのだろう。でもそんな風にはならなかった。「まだこんなことやってんのか」という感想が全てだった。そして「それに対して俺はまだこんなに嫌悪感を抱くのか」という自嘲、呆れが続いた。14年とかいう歳月が過ぎてなお、みっともない感情を抱いた変化のない自分への呆れだ。俺は全くもって、無駄にインプットし続け、流されつづけ、意思もなく、衝動も体験することもなく、ただ生きてきたわけだ。

ばからしい。

ただ時間だけが経っていた。変化しなかった理由は単純だ。他との相互作用が存在しなかったから。休日を他者と過ごした記憶もございません。パブリックに言えないネタバレを語り合える人間などどこにもいません。他者を好きになったこともないし、嫌いになったこともありません。誰かに中身をみせたこともございません。泣いたときに、そばにいてくれる人は、もちろんいません。

まあいいよ。確かに俺は相互作用を嫌っているのだから。短期的に言えば、相互作用がないことは心地よい。だけどさあ、それを続けて得られた、変化しない自分も、嫌いだったらしい。知ってたけど。

全くもって頭が悪い。いつものように諦めまじりに笑えればよかったのだろうけど、上手くできない。諦めまじりに笑うほどの意思が湧かない。他の解決方法を思いつくほど頭が良くない。誰かの提案を受け入れて責任を負わすほどの勇気もない。

まあ、風化するのを待つのがいいのだろう。幸い俺はトリ頭なので、しばらくすればすっかり忘れて元気にエロゲをやってるはずだ。

これまでずっとそうやってきた。今度もきっと上手くいく。