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2021/04/23

アニメ

GW前で忙しいというよりてんやわんやしてるんですがアニメの話でも。

といっても2つしか見てないんですが、シャドーハウスとスーパーカブ。シャドーハウスは1話録画してなかったんですが1話huluか何かで見たら即「これは見るな…」ってなったようです。我ながらわかりやすい。つーか何故即わかるのだろう。学習?

シャドーハウスは絵もかわいいっちゃかわいいんですが何より動きがかわいくて、エミリコが足跳ねて起きるとことか地味な背伸びとか窓拭いてるとこの微妙な体勢の変化とかいろいろあるんですが、たぶんこの動きのかわいさってのは作品上要請されてる部分で、影絵であるケイト様をかわいく見せてしまう(実際それは成功しててまんまとかわいい)ためにってのがあるはずだと書いてて気づいた(遅い)。かなり好みです。

スーパーカブ。こっちは1話から録画してたんですが、1、2話の印象は正直主人公ちゃんに興味が湧く部分はほぼ無くて(1話でカブ乗って帰宅した駐車場くらいかしら)、学校なり道なりの雑音の多さのほうに意識いってた感じっすね。雑音が非常に多いんだけど、もちろん普通の生活において発生しているものよりわざと増やしているわけではなく、このアニメを見ているときだけ意識されるという不思議な感覚でした。

そんな感じなのであとはヒロインに興味持てればなーと思ってたわけですが、3話。主人公の小熊がカブのケツに付ける荷箱を貰いに行くシーンで完全に切り替わりました。古いカブからドライバーとスパナ使ってハコ外すとこで、楽しそうに見える表情をした。あ、この子こういうとこで興味湧くんだって思って、そこから小熊の反応(現象)を観察するモードに入ったっぽい。なので後半のゴーグルの一連も反応を観察しながら見てたわけですが、買ったあとにサイドミラーでゴーグル着けた自分の顔確認する絵も、スピード出しても風が平気だと確認しての笑顔の迫力も(それまでのへにょ笑いと違って)抜群によい。おもしれーです。

以上。

2021/03/14

エヴァ見てきた

クソ長いエンドロールと帰りの車の中でちょっと考えたんだけど、やっぱり第一感としては「時間経ったなぁ」が大きい。これは、この映画あるいはエヴァンゲリオンという作品自体が古臭いという話ではなくて、作者がかつての視聴者に対して誠実に答えようとしている印象を受けたからだと思う。

シンプルかつ既知の筋に対して、はっきり言ってしまえば解説的に過ぎるほどに言葉も時間も尽くして説明が行われる。最初の振り返りパートも含めてもいいかもしれない。俺個人としては解説的なのは好みではないのだけど、アスカの台詞(あれも、過去の彼女を自身で「解説」している)にちょっとびっくりするくらい衝撃を受けたのも事実である。もちろん、あの言葉はアスカ内での時間の経過によるものと捉えることは可能で、アスカと幼なじみしたい勢としてはヤバかったりするんですが、それが「時間経ったなぁ」という印象を補強する方に働いているのかはよくわからない。

解説は他にもいっぱいあって、ミサトさんに渡された写真がツーショットであるのもそう。気づいていないものもいっぱいあるんでしょう。ただ、全編通してシンジくんはシンジくんしてて、アスカは完全にアスカで、綾波に仕事させるのは嫌悪感がヤバかったですが、まあみんなキャラ通りだった。それは逆に何も新しいものはないということで、ただ時間をかけてちゃんと回答しようとしていたのが違っていた。ゲンドウの表示も、ラストの駅も。

ちゃんと自分で自身を「解説」してもよい、となってしまった。だから時間経ったなぁ、と。で、俺もつきあって聞いてはいました。これも時間経ったなぁ、と。そして終劇。終わっちゃった。

サヨナラはまた会えますようにっていうお願いだとどっかで聞いた気がしますが、普通に別れの挨拶ですかね。

ただ、今でもアスカに性的に興奮したのでそこは時間経ってないようでした(おし☆まい

2019/12/14

Dr.STONE1期

Dr.STONEの1期みおわった。俺これすげー好きっすね。

もともとジャンプ連載でそんな注目して読んでたわけではなく、ただ時々突出した回(たとえばスイカの眼鏡回とか)がある漫画という印象だったんだけど、アニメになって通して見てみるとすごく良く組んであるのがわかって、俺は正しく配置されてる感が大好物なのでかなり面白かったっす。

お話の流れとしては、謎の石化光線で現代人がみんな石化させられて現代文明が滅びて三千年経ったところで科学少年だった主人公の千空が復活して、たまたま石化光線逃れた宇宙飛行士組(含む千空の義父)の子孫たち(まだ狩猟採集レベル)と出会ったりしつつ千空の科学知識を基に少しずつ三千年後の世界(STONE WORLD)の科学レベルをステップアップさせていくって形ですね。ガラスつくったり電球灯したり、アニメのラストでレコードプレーヤーまで到達。あとラーメン

通して見たときにまず気づくのは、千空の科学知識に基づいた俺Tueの中で、実は千空は現代に既にあったものを再現/再発明しているだけで、彼はいまのところ一度も発見/発明をしていないって点です。STONE WORLDにおいて最も優れた科学能力を持っているのだけれど。これが意識的に描かれていることがあからさまになったのが、クロムが前知識なしで水車を再発明したシーン。車輪の再発明って言葉がありますけど、クロムの再発明はこれまでに千空=先人から学んだ科学知識をベースに確かに「発明」したもので、千空が再現したものとは明らかに違う。このシーンは、車輪の再発明の絵でまったく別のものを表現してたり、作り上げるまでにいろいろなものが組まれる(千空とクロムの出会いもそうですが、カセキのじーさんだとかスイカ(ちっちゃい)とか他のメンツもそう)様子と、全てが正しく組まれなければ全部回らないという歯車系が意識されてかなり印象的です。その中で、STONE WORLDにも知識ではなく行為としての科学が確かにあるのがすとんとくる、という。

正しい配置という意味ではマグマ回だとかカセキのじーさん回だとかでも表現されてて、ただマグマ回はちょっとクサいかしら。でもまあ正しく配置されるのは好きです。1期ラストのレコードが入ったタイムカプセルは、千空だけでは開くことができなかったわけで。とにかくこまごまと意識的なんですよね。物語構成だけでなく、一枚絵的な絵においてもそう。星と電球、水車とレコード、etc.

あーそういや、STONE(石)と意思もかかってますな。ダジャレや。でもこちらも悪くないです。2期いつなんじゃろ。

2016/08/01

リゼロ 18話 「ゼロから」 感想

『Re:ゼロから始める異世界生活』18話「ゼロから」見たので、思ってることまとめときます。

「ゼロから」のシーンは、原作(Web版)でも構造フェチ的にたまらない絵だったんですけど、アニメ版も素晴らしい出来でした。スバルとレムの声優さんの演技も鬼がかってた。「レムは知っています」のあたりの透明さとか。

まず前提として、俺はスバルは非常に嫌いです。実は初回読んだときは嫌いじゃなかったんですけど、3章読み終わって読み返したりアニメで見返したりすると異様にペラく見えて嫌悪感を覚えます。スバルは主人公として配置されているわけですが、俺には異世界召喚モノを読んだりしたことのある少年が「『死に戻り』という能力を持って異世界召喚された主人公」をロールプレイしているようにしか見えない。例えばスバルがエミリアを守ろうとするのとか、主人公っぽく「君の名前を教えてほしい」とか言うのとかが、どこかで見たものをなぞっているようにしか見えない。

さて、このように見ている人間から見たアニメ18話「ゼロから」。一言で言えば、スバルが異世界召喚ではなく、異世界転生されて主人公になるシーンだと理解しています。なぜ転生なのかというと、レムがかける言葉がスバルへの一方的な期待だからですね。「レムは知っています」という言葉の群れは、「あなたは出来る子だから」と言い換え可能で、出来ねえよって反抗したくなる言葉。これは恐らく生まれてくるときの期待あるいは呪いと同種のものです。ただし、これらの言葉をレムに発させた元凶がスバルがレムを助けた行動にあるという点が、単純な再誕=レムの母親化を回避しているのが面白いんですが。

もう1点、これは「異世界」転生であるということ。異世界転生というときに何が必要かというと、転生するときに「異世界ファンタジー」に出会わなければならないわけです。でも18話の段階ではスバルはとっくに異世界に馴染んでしまっているわけで、この条件は通常は満たせない。じゃあ俺は何をこのシーンでの「異世界ファンタジー」だと思ってるかというと、まあ明らかな気もしますが、レムです。

俺けっこう普段からレムレム言ってますけど、よく考えてみると、「ゼロから」で初めてレムが気になったくらいで、それまでは殆ど興味がなかったんですよね。それが一気に反転したのは、「レムは知っています」でレムが全く人間らしく見えなかったからじゃないかと思ってます(鬼だから仕方ないね(違

ところで俺は人間らしいのでこのキャラはいいとか言う評価基準がすごい嫌いなんですが、この話をしだすと攻撃的になりそうになる記憶がいろいろと浮かんでくるのでやめましょう。

話戻して、アニメで言うと、スバルが自分のことをよーやく自白しているときのレムの目。すごく透明に見える。ただ見ているだけっつーか。観測してるキャラはかなり好きなんですよね… あと「俺は俺が大嫌いだよ」の後の「レムは知っています」。こいつ何言ってんだとしか思えない言葉の群れ。だって、スバルは自分がその言葉に値しないと思っているし、もっと言ってしまえば、レムはスバルが助けに来てくれたからスバルは英雄でスバルが好きだというけども、それが理由になるほどのこととも思えない。だからレムの言葉を何いってんだこいつ意味わかんねーよと思ってしまうんだけど、声は透明で綺麗な音がしているし、背景には冗談のように白い鳥が舞っている。

異世界の空の色を映した瞳を持つ少女が、スバルを見ている。好きだといってくれる。彼女が彼を好きだという理由はスバルにとってはまだ全く足りていなくて、都合がよいとも言える。この最大の「異世界ファンタジー」の中で、主人公に必要な「見てくれるひと」を得て、死んでも治らないダメな少年が「ゼロから」生まれかわる。だからこの物語のタグはきっと、『異世界転生』――

ところで物語で初めて出会った女の子がメインヒロインに違いないのでここでメインヒロインはエミリアからレムに変わったことは確定しておりうんぬん(たのむ

2015/10/16

Charlotte(シャーロット) 感想

というわけでシャーロットの感想まとめ。すごい長い……。

まとめてみると非常に楽しめたのだと思います。毎週見るごとにそこまでのお話から妄想される展開を予想しながら見てましたし。

たとえば前半3話くらいまでは、有宇くんが折にふれて言及する「不完全な能力」という設定に注目してたらしく、自力で止まれない瞬間移動のようなどこか間の抜けた「不完全な能力」が、星ノ海学園の生徒会における能力者どうしのよい連携(たとえば3話後半でプロデューサー脅すところとかですね)のスケールとして、能力者全体において「完全な能力」に相転移するんじゃないかというような期待を持って見ていました。ただまあこれはハズレだったわけですが。

他にもいろいろと妄想はハズしまくっていて、最後までずっとつきまとっていたのは、5話で有宇くんと友利が星空の下でZHIENDの曲を聞くシーンで浮かんだものです。友利から音楽プレイヤーを渡されて曲を聞いた有宇くんが見ただだっ広い草原に一人立っている絵で、この物語は孤独についての話なのかな、と認識した。この場面で有宇くんは「なんだか、広いところに1人立っているような、不思議な気分になる」と言い、友利はそれに「わかってるじゃないっすかー」と共感し、「ZHIENDの音楽は、すごくすごく広大で、ひたすら孤独なんです。それは作曲もこなすボーカルが、両目の光を失っているからだと思うんです。景色がどこまでも広がっていくイメージで。」と語る。画面には街の灯の群れが映っている。これはOPの平行した流れ星だとか、街中の雑踏とか、ビル群の風景に想起されるイメージと同じもので、その後ろに流れる『Bravely You』の「ひとりきりじゃなかった」という歌詞に補強される。孤独についての話はとても興味関心があって、特に流れ星の平行はどうしても気になってしまう。同時的で、交差しない連帯ですな。この認識は最後までまとわりついていたようです。圧倒的誤読力。

誤読の話ばっかしててもしゃーないので、じゃあ今は何の話だと読んでいるかというと、基本的には(ディス)コミュニケーションの話だったのだなと思っています。俺がどう反応したかはひとまず置いといて。この物語の後半で、有宇くんと友利とは本来成り立たないはずのコミュニケーションを主に友利という少女の性質によって成立させている。

6話を時間軸上の起点として、中盤ではタイムリープによって物語が展開します。もともと居た時間軸を世界1とすると、ここでは有宇くんの妹の歩未が死ぬが、やさぐれ有宇くんは友利によって立ち直り歩未の死に適応しはじめ、逆に友利のお兄ちゃんは有宇くんとZHIENDのボーカル・サラによって能力に依らず奇跡的に回復に向かう。歩未は死んでしまったが、その後漸近的に良くなっていくマシな世界とでもいいますか。

一方で10話で有宇くんが瞬お兄ちゃんのタイムリープ能力を奪ってループした先(世界2)では、歩未は助かるが、6話をタイムリープ先にしているので、7話で友利がやさぐれた有宇くんにおクスリ駄目ゼッタイキックをした絵(綺麗)だとか友利のお兄ちゃんが回復した話だとかは存在しない。ただし有宇くんは記憶しているので友利に惚れてしまっているという状態。

そんな10話で一つ目の(ディス)コミュニケーションが起きる。有宇くんの部屋の玄関前での会話ですね。ここで有宇くんはタイムリープ前にあったことについて、今の友利に「ありがとう」と言い、友利は「どういたしまして」と答える。この会話、有宇くんの「ありがとう」は有宇くんがバカだというだけでも解釈できるわけですが(そうしないことも可能)、後半はどうやってもおかしい。ただし、友利という少女の性質を前提としなければ、です。

友利はちょっと変わっていて、例えば、有宇くんが(友利が大好きな)ZHIENDのボーカルと一緒にいると友利に電話しても、友利は全く驚かない。あたかも、すでに「有宇くんがZHIENDのボーカルと一緒にいる」という事実があるのであれば、それは事実なのだから当たり前だというかのように。なおこれはタイムリープ前の世界1での話です。また、10話(世界2)において、有宇くんが自分はタイムリープしてきたと友利に明かした際にもあっさりと信じ、それを前提として思考する。ここで、この前提の前までは友利は世界1をなぞるように動いていたのに対し、前提が与えられて以降完全に分岐するのは面白い。

あったことは否定しない。過去から現在に至るまでは当然として、自分の知らない、もっと言えばもうあり得ない未来ですらも「未来のことなので覚えてないですが」そういうものだと前提する。だから有宇くんの「ありがとう」に「どういたしまして」。そして一つ目の(ディス)コミュニケーションが成立する。

なお、有宇くんの「ありがとう」については、タイムリープ直前に有宇くんが友利を見たことを考えると、確認したかったのではないかとも思います。これは誰なのかと。

いろいろ書きたいことはあるんですが次の(ディス)コミュニケーションについて。12話の「約束」。有宇くんは他人に5秒乗り移れると知ったらカンニングに夢中になるタイプのだめな子なので11話ではカッコよく決めることができなくていろいろと悲惨なことになって入院したりしてたわけですが、その状況でお見舞いに来てくれた友利に「友利、僕はどうしたらいい?」と尋ねる。客観的に見ると友利はタイムリープした有宇くんに事実表明された後は瞬お兄ちゃんたちのグループに交わることもなく普通に自分の部屋で過ごして学校行ってたら人質要因として異人さんたちに襲われてなんとか助かったものの入院して退院して今お見舞いに来てるわけです。「どうしたらいい?」って言われても知らんがな。のはずなんだが、彼女はなかなかスパルタなことを言う。「あなたが今現存する全世界の能力者の力とこれから発症する力全てを奪えば終わります。」と。

友利の言ったことは全くもって正しいわけですが、そんな如何にもすごい主人公にしかできないようなことを、カンニング魔の有宇くんに提案するほど/責任を負えるほどこの(世界2の)友利が彼と接したかと言われると疑問しかない。このような言葉を掛けうるとしたら、有宇くんにおクスリ駄目ゼッタイキックをかまして彼とZHIENDのライブに行って、彼のタイムリープを承認するくらいのことはいるのではないかと。だから、これも「どういたしまして」と同じもので、世界1でのできごとに対する有宇くんの感謝に「どういたしまして」と言った(言う)少女だからこそ有宇くんに責任を負える。

その後で有宇くんの気持ちを確認して「「だったら」言いましょう。待ってます、と」というのも同じ。有宇くんが世界1の友利に惚れたとして、それすらも前提とするこの少女は今有宇くんと指切りをし、世界中の能力を奪いに旅立つ有宇くんに自作の英単語帳を渡す。有宇くんの世界中の能力を奪う旅は、唯一かれの「略奪」能力に対して防御可能な「視認されない能力」を持つ少女の能力を奪うことから始まる。彼女の承認によって。

んで最終回。全世界の能力を奪った代償に記憶を失った有宇くんに対して12話での約束(戻ってきたら恋人どうしになりましょう)を成立させる友利。これは、10話で友利が「私が覚えていなくとも」どういたしましてと答えたのに対して、「あなたが覚えていなくても」約束を守るという形になっている。さすがに同時に「あなたも私も覚えていなくとも」とまではやっていないですが、それでも異常です。初見時からずっと、世界2における友利がいったい何なのか全くわからなくて、今ようやくこの子が過去現在未来全てにおいてあったことを前提とする生き物として一貫していると認識できたのですが、だからといってこの子が何なのかはやっぱりわからない。

あ、有宇くん側についても、最終回で「もうつらいよーやだよー」と言いながら世界各地とびまわって能力を奪っていく有宇くんは、友利の記憶をなくしながらもなぜか友利からもらった単語帳は捨てずに首にかけていて(杖をつく姿と合わさって巡礼するかのように見える)、彼においてもやはり「僕が覚えていなくとも」友利との約束を守るように行動し、遡れば「友利が覚えていなくとも」今の友利に好きだと言ったわけです。つまり、どこにおいても誰においてもコミュニケーションの主客が同じところにいないのに、なぜか成立している。

ただ、このような形を提示されても俺が友利の最後の「おかえりなさい」という笑顔にやられた理由とはやっぱり違うらしい。5回みて友利の性質を把握した今はむしろなおさらです。キックが美しい友利が世界2でもやはり友利だという感慨があるわけでもなく、構造に参りましたしたわけでもない。どちらかというと、タイムリープ能力を瞬お兄ちゃんから奪うことで主人公を引き受けるはめになった有宇くんの「つらいよーやだよー」の先に、一貫性という免罪符のもとに、見惚れるほど綺麗なおクスリ駄目ゼッタイキックをした友利と同じ少女の笑顔を置いたということに対して、なんでここまでやんのかという思いがある。友利の形をしたものに一方的に言葉を投げるよりひどいと俺は思います。つらいから。だってそういうものを見せられたら、有宇くんみたいにやんなきゃって思ってしまうじゃないですか。

2015/10/13

なんらかの記録

視聴5回目。生データでとっちらかってる上にクソ長いので読まないでください。そのうちこれを元に結論を出す。

1話「我他人を思う」

冒頭
「なぜ自分は自分でしかなく、他人ではないのだろうか」まったく別のものであることに耐えられるのかという疑問
「あの人も僕なのではないかと」そう思えれば(連帯を信じられれば)、安心できる
乗り移りまくるのは目線を借りる能力という印象。

Aパート
「他人を思う。そうしたら僕は他人になっていた」
能力としては「5秒。その間自分の意識を失う」時間制限がある移入。両目で乗り移るから同時に有宇くんが生活できたりはしない。
憂さ晴らしとかカンニングとかいうろくでもない使い方。ゲスいのと小悪人っぽさ(悪い顔)。主人公らしくはない。
女落とし。トラックの件は明らかに危険すぎてやりすぎ。おそらく有宇くんは考えなしで、トラックの運転手が助からなかったらビビってそう。
高笑い。あっこの子(有宇くん)バカだ。
気づかないところでずっと見てた友利。綺麗な目の青。
倒れた白柳弓に対する悪態。ひどいやつだ。

Bパート
高城の能力の被害総額…
Aパートからここまで勢いがあって非常によい。ぜったい水切りしない落ち方してんのにとかも。
高城の瞬間移動が止まれないと聞いて「なんて不完全な能力だ」初出。この後数話にわたって繰り返される言葉。
「この世にはあなた以外にもたくさんの能力者が存在しています」有宇くんは特別ではないという事実の表明。しかもこの能力は思春期特有とされている。思春期特有の全能感との類似。
この殴られるシーンは本当に一瞬で惚れられるほどによい。友利を見上げていること。空が綺麗なこと。足を上げた友利の立ち姿が綺麗であるということ。雲色の髪と空色の瞳。
「1人の対象者に視認されない」能力。つまり俺にだけ見えていないのかもしれない。監視されているのかもしれない。記録されているのかもしれない。
有宇くん母親嫌ってんのね。後で解消されてたなそういや。
座布団と「有宇お兄ちゃん」でのもう1人のお兄ちゃんの示唆。
人が見えないはるか彼方まで見れるというのはすごいことだと思うけど、それもやっぱりある種一員の感覚なんだよなぁ。同時的ではなく、むしろ時間的な。
星の海学園って名前、能力者の集まる場所としてそのままやな。

2話「絶望の旋律」

OP
印象的なのは同じ方向に流れる流れ星の群れ。あるいは街中の雑踏。ビル群の風景。あとはBravely Youの歌詞の「ひとりきりじゃなかった」。孤独についてと認識する。
ダンスする友利がかわいい。
あと非対称な4人の並びとかあるけど話がわかった今ではどうでもいいですね。

Aパート
生徒会長が友利なのも他の学生がふつーに生活してるのも能力者の収容所感のなさだわな。
「やはり不完全な能力だ」
初の捜査。捜査にやる気のない有宇くん。でも手伝うのな。流されやすい。
有宇くんが乗り移って鞄の荷物ぶちまけて友利が物色、高城が相手を瞬間移動で吹っ飛ばす連携はよい連携。
念写能力の弓道部部長もそう。目視されない友利。有宇くんが乗り移って写真を友利にパス。矢が放たれた後に高城が瞬間移動で矢を防ぐ。ちょうど足りてる。
ここですでに有宇くんは念写能力奪っている。まだタイムリープ前。略奪知ったあとに友利を見た有宇くんを睨む友利は念写を嫌がった?→違う

Bパート
電車内で湯気でまくり駅弁くう友利。迷惑きわまりない。変な子である。
回想。友利が普通の子。妹回想ひきょう。
科学者はひどいやつだというのはまあ微妙ではあるが、気にしない。
病室の前で少し止まった友利に対する有宇くんの「ん?」は、友利に準備が必要なことを意識づけようとしているんでしょうか。
狂人のむしる羽根が綺麗。友利は無表情に映している。「あーあ、また布団が駄目になった」は意識的にそらしているようにも見える(が、そうは取らないのであった)
「すごいっしょ」の景色は綺麗。「いちばん美しい場所にある病院」。友利のお兄ちゃんの目と友利の目はどちらも無表情であるが、色は違って見える。レイプ目はやはり駄目だな!
有宇くんちょろいよね。まあ俺もちょろいが。
「何百年に一度しかやってこない彗星なのでござるー」で涙腺にくる。なんなんだろうね。同時代性うんぬんなのか物語の予感に対するワクワクなのか。
友利の情報の表明は早い印象。

ED
友利オンリー。ヒロインの表明。
バス停で友利と動かないものの鮮明さに対して動くもの(人とか)は長時間露光したようにぼやけている。丘に立ってZHIENDを聴く友利の絵の夜景と星もそう。
その一方で、瞬間を切り取った絵も並ぶ。両立である。

3話「恋と炎」

Aパート
「やっぱり不完全すぎる能力だ」
とろとろな牛タンってなんやねん。ところで俺は牛タンは別に好きではない。
友利の賢さに対して有宇くんのやくたたなさ。
高城つっこむに対して有宇くんが相手に乗り移って逃げるのをやめるのも良い連携。
ところで有宇くんは乗り移ったときには相手の感覚をちゃんと持ってる。あと能力もなんだよね。これは正しく相手に憑依したような状態。抜けるときに不完全な能力を奪う憑依。

Bパート
遊彩に友利を含めた完全な連携。
「あたしのことは忘れて明日からはお前の人生を歩め。いつまでも死人のことを引っ張るな」「でないと、お前の人生狂っちまって、この先幸せになれないぜ?」「幸せな人生を送れよな!」これからの記憶との比較。

4話「刹那の本気」

Aパート
唐突な野球回である。

Bパート
「たまにはガチで臨んでみてはいかがでしょう」「カンニング魔の乙坂有宇くん」煽り
ガチで勝利できるという表示。友利があまり喜んでいるように見えない。記録をしている。一方で振り逃げだと叫んでいる。喜んでいる有宇くんを眺めている。
「ずっと見守っていけばいい」と友利が言っている。真意はわからない。
ピッチャーに乗り移って倒れこんだのを友利に抱きかかえられたのに気づいて照れる有宇くん。もう惚れてんのかね。

5話「いつか聴いた音」

Aパート
友利が女子につれていかれるの見て追っかけるあたり。
一緒に買い物。友利と有宇くんがイチャイチャしてるように見える。高城は友利のこと好きなのかね。
丘の上で綺麗な星空の下、友利と二人。ZHIENDの曲を聞く。草原に1人。ただし幸せそうに。
有宇くんは「なんだか、広いところに1人立っているような、不思議な気分になる」と。
友利はそれに「わかってるじゃないっすかー」と共感し、「ZHIENDの音楽は、すごくすごく広大で、ひたすら孤独なんです。それは作曲もこなすボーカルが、両目の光を失っているからだと思うんです。景色がどこまでも広がっていくイメージで。」街の灯を見下ろしながら。
「ZHIENDのPVを撮るのが夢なんす」「ああ、チンケな僕なんかじゃなく、そいつらを是非撮ってくれよ」これとラストの対比?
音楽プレイヤーは友利からのプレゼント。これはループ前の友利からの唯一のプレゼント
高城は不完全な能力を補完するために身体を鍛えたと。では有宇くんは。
「恋や愛などは、この能力を失って自由になってから気づくべきです」と高城。まあ予言めいている。でも、なぜ失ってからじゃないとだめなの?

Bパート
飛行能力への乗り移り。略奪の情報開示度は低い。乗り移ったら使えるだけかもしれないので。
歩未の咳はウイルス性の示唆?
しかし有宇くんはシスコンじゃのう。

ED
バス停じゃなくて校舎から。

6話「気づかなかった幸せ」

Aパート
ここがループ原点か。
高城への友利さんのキックひどい…
食器洗いのところの息ぴったり感がすごい

Bパート
有宇くんのマンションの部屋の前で、崩壊の夢の内容を聞き出してくださいと話すところ。次ループの部屋の前のシーンとの差は。
修羅場ばば。おいかわくんひどいなー。
有宇くん必死。

7話「逃避行の果てに」

歩未が死んだ情報はあっさりと。呆然としている有宇くんに対して別に悲しくはない俺がいる。「時間が解決することもあるわ」そのとおりかもしれないが意味のない言葉。いなくなったものには返せない→ここと友利の関係。

Aパート
テンプレートに落ち込んで引きこもりだが、テンプレ的にやさぐれてみる気持ちはわからなくもない。
なぜ白柳?である。
「心が病む?」の怒り方はこれが不自然な心の反応なわけがないということでしょうか。
逃避行。見えない友利と一緒に。満喫のサラダの差し入れ。友利からだよねえ。
ほっといても外にでてみるか、となるのな。

Bパート
みたらしだんごに「うまい」っと。
ゲーセンで喧嘩うったあとのガード下。肉を確かめるように刺すシーン。
隻眼の細なんとかフラグ……
「ゲームよりリアルのほうが面白い」まあこっちの方向に動く流れではある。
お薬駄目絶対キック。やっぱり足を上げた友利は綺麗だ。1話のときと同じように。あるいはそれ以上に。「ずっと」は部屋からずっと。
友利が「あのときああすればよかったのではないか」というifを語る。この子がこの種の後悔をするというのに違和感を抱く。これまでは表明しなかっただけかもしれないが、この子がお兄ちゃんを見る目や、野球で勝ったときカメラの映像を確認する目と対応しないように思える。だからこれは特別なことなのではないか、と。
「人間やめたいんですか」やめたくはない。
まともな食事を食べようかねえ。この週末はモーニングをいっぱい食べました。
友利の料理。乙坂家ひでんのソースつかったオムライスっと。母親情報も。以前有宇くんがあんなやつと言った母親だ。ひでんのソースは友利によってまだまだたくさん残っている。これからの分も。
ここで「二度とかかわらない約束をしてしまった」から生徒会に戻っていいのと聞く有宇くんに対し、「はぁ?何のことでしょうか?」ととぼける友利。約束は友利によって不成立させられた。

8話「邂逅」

歩未の死を受け入れはじめて生活に戻る有宇くん。

Aパート
白柳さんにも「次会ったら謝らなくちゃ」と言うわけだが、そもそも会うことなくループして謝る理由も存在しなくなるはず。
完全に戻った日常の風景。ゆさりんネタ。カレー。高城はいいやつだね。発熱デイズのPV。学校の風景。友利のキック。
お膳立てw
友利かわいいなぁ。
ZHIENDのボーカル(サラ)との邂逅。
歩未がいないことを思い出して「早くこの生活に慣れなきゃ」。適応しようとしている。おそらくこのまま適応できるだろう姿。

Bパート
友利に初めて掛けた電話。有宇くんが「今僕はZHIENDのボーカリストと一緒にいる」に対して友利は全く驚かない。信じていないわけでなく、それを事実として「会うことに意味はない」と語る。この子の態度はこういうものだと前提してしまう。俺が。
サラの「ズル」が能力での成功だとして全盲が使いすぎた結果で。ZHIENDの後の孤独に共感するというのはなんなのだろう。能力を思春期特有の「病気みたいなもの」といい、いっときの避難場所に不完全な能力者を集めてまわる友利は、何を思っているのか。彼女の事を思っても、唯一有宇くんの能力から逃れうる(視認されないことが可能)な友利には乗り移れない。
友利のために行動しようとする。お兄ちゃんにサラの歌を聞かせてみることを伝えたとき、友利は期待しないように見える。期待しないようにしているのかはわからない。こういう生き物にも見える。
羽毛布団を掻きむしることが友利の兄ちゃんの世界で作曲であるのであればそれは作曲であるという立場は取れる。こちらとレイヤーが違う。見ているものが違う。
広い場所に1人という歌を聴いて接続した。
ED流れながらの友利との電話。お兄ちゃんが自分を認識したことに「こんなこともあるのだ」と動揺しているような声。さっきの電話の「ありがとうございます」とは全くトーンの違う心のこもった「ありがとうございます」

9話「ここにない世界」

デートに着ていく服に悩みまくる有宇くんかわいい。歩未の遺影に「行ってくるな」って言う所、だいぶ回復してますね。

Aパート
友利の髪型(ポニテ)と服装はおしゃれしてんのかしら。
どこにツボがあるのかわからないけど。気になる。
友利が楽しそう。ケース手に入れたときの笑顔。見惚れる。
ライブ中。手を振る友利。かわいい。
有宇くんの本来持つはずのない上のお兄ちゃんを主体としたループの記憶がZHIENDの曲をトリガーとして蘇る。
最初の世界(世界A)。収容所というか病院というか。まあロクでもないよね。

Bパート
歩未の崩壊が発動。略奪持ちだという情報開示。上のお兄ちゃんを助けてタイムリープしましょう展開。
上のお兄ちゃんがタイムリープして今(世界B)の有宇くんは別人となるはずが、記憶戻ってる(なぜか)ので同一性持ってるよね。ただ、AとBの中間のやりとりは思い出してない。歩未も家族はもう一人いた気がするって最初に言ってたので、基本的には同一性保持してんのか?→その後歩未の記憶は戻らず。ラスト考えると保持が異常。非対称のため。
病院のベッドで目覚めた後の友利が別人に見えたこともあったけど、これは同じ人だね。有り様として。やっぱり上のお兄ちゃんへの信頼とか見えてなかった部分が嫌だったというほうが近い。
友利はこの地下施設に来たことはないと。
上の兄ちゃんに頭撫でられて嬉しそうにする友利。何にも興味なさそうな顔してた友利が上のお兄ちゃんのタイムリープ話に「興味津津です」。これが嫌なのである。ただ、Aパートの友利の笑顔に見惚れたのと同じ起源ではある。

10話「略奪」

Aパート
お兄ちゃんがガキのころに戻ったところから。ループ2の最後でようやくギャンブルでお金儲けってのも遅いがまあよい。視力の低下あり。その後何度もタイムリープして、目がだいぶ見えなくなってメガネ掛けて、有宇の何気ない言葉に学園を思いついてループしなおし(ラスト。視力を失う)。そして世界Bへ。
お兄ちゃんの思い描いた世界が世界Bと。それは良い物に思える。あのまま歩未を助けなければどうなっていたのかとは思う。お兄ちゃんたちと接触しなければ。
瞬お兄ちゃんにおけるぷぅ(熊耳)は特別な同志だよね。
ふと思ったのだけれど、世界Bにおける友利のお兄ちゃんの奇跡は、能力を失ったサラと略奪を知らない有宇くんが起こしてんのね。能力なしに。
タイムリープの能力を奪うのはやっぱり主人公の移譲に見える。タイムリープ能力の特性的に。
歩未を救えるから、救うためにと自分に言い聞かせて、流されつつ、友利が最後に微笑んでいたから飛んだ。彼は少なくとも今の友利との日常に納得はしていた。
そして俺もこの世界はとてもマシだと思う。
しかし、この流されたことをも背負い、あるいはこの場所の友利もいなかったことにしないためには、これもあったこととして(例え他のだれも覚えていなくても)、その後の行為を行わなければならないのではないか。逆に言うと、友利の「どういたしまして」

Bパート
世界C。崩壊の能力発覚からお見舞い。玄関前での会話。友利は世界Bをなぞっている部分があるが有宇くんは違う。しかし突拍子もないタイムリープの告白をあっさり信じてそれを前提として思考する友利。こっからすでに分岐する。
有宇くんを救ったこともデートもお兄ちゃんが回復したことももう友利にはなくなったが、有宇くんがそんなことがあったと言ったら信じる。そうなんでしょうと。友利は未来すらも、あったと前提したのか?
有宇くんが友利の知らない友利に「ありがとう」と言ったのに「どういたしまして」と返すのは異常だよね。この子はやっぱり、未来すらも事実としたのか?合わせた?記録とは。
有宇くんがさっさと崩壊を奪ってと。歩未を見事に助けてぷぅ達と合流っと。

11話「シャーロット」

とっくに運転手は異人さんたちとつながっていたと。お兄ちゃんの研究施設から出られない生活と世界Aとの違いはどーなのっと。

Aパート
ワクチンはすでに発症している人間には効かない。有宇くんは世界のことはどーでもいいと言ってるのに。
「今日からまた兄妹としての思い出を作っていく」それは正しい。のだろう。ラストの記憶喪失との対比。友利のやり方。
妹とられた感で寂しい有宇くんかわいい。
生徒会にもいけないし。友利にも会えないし。これでよかったのかよくわからん。
ぷぅが監禁される。異人さんのとこ。異人さんはまずぷぅを監禁して彼の知ってる能力者の情報を吐かせた。つまり監禁前には知らなかったと。

Bパート
次に友利を確保しに来た。これは人質要因と。有宇くんの強さを熊耳に聴いたことで有宇くんを呼び出したわけだが、略奪オンリーでもたぶん呼び出してるわな。ただこの場所に有宇くんが所属しなければどうなってたのだろう。
学園設立前から運転手は脅されていたと。わりとどうしようもねえな。
友利が監禁されて吊られてる絵は最初どーでも良かった(こいつは誰だ)だったが、「どういたしまして」の異常さを思うと目を潜めるらしい。
友利が監禁されてると聞いても、1人で行くことに怯えを抱く有宇くん。こういう子である。凡人。その後時間空けて思い出すのは友利のことばかり。この友利でない記憶も含めて。そして決心する。かっこいいですよ。
右目を切られる。タイムリープができなくなる。肩さされて思わず崩壊。
世界Bでも同じことは起こっていた可能性はあるとしたほうが誠実なのか、あるいは瞬お兄ちゃんに接触しなければ起こらなかったとみなすべきなのかは不明といったところ。
瞬お兄ちゃんにとっての熊耳が死ぬ。一方で友利は生き残る。歩未も。有宇くんにとって大事なヒロインは皆生きている。その意味では世界Bよりは足りている。だけど、歩未のいない世界Bのほうが、友利とデートした世界Bのほうがマシに思えてしまう。
この比較が無意味になるとすれば「どういたしまして」にあるような気がしている。

12話「約束」

Aパート
入院有宇くん。まず友利。瞬お兄ちゃんチームにとっては殆ど関係のない少女のことを聞く。そりゃ怒るわな。大事な人は人によって違うということの表示。
歩未のお見舞い。
高城。相変わらず。違和感ナッシング。保温機能付き弁当箱ってのは牛タンカレーという日常だけでなく、友利との2話でもある。有宇くんが認識してはいないようだけど。
ゆさりん。こちらも違和感ナッシング。友利には違和感を感じるというのは、デートとかあるからだよね。
今のうちに会いに行くべきじゃないかとみさに提案する。まあ貴重だという認識なんだろう。
友利の病室にお見舞いに行こうとしてノックできない有宇くん。わかるようなわからないような。
食レポ番組はチープだよね。家族愛。

Bパート
歩未のお見舞い。オムライス。ひでん。うまいを繰り返す有宇くん。まあこんなもんか。
瞬お兄ちゃんとの屋上。悲観的な瞬お兄ちゃん。
病室に戻ると友利がいる。制服を着て。軽い軽い「おひさっすー」。優しいと思う。
「友利、僕はどうしたらいい?」友利はぶっちゃけタイムリープした有宇くんに事実表明されてそれを前提としてただお兄ちゃんグループに交わることもなく部屋で過ごして学校行ってたら襲われて退院して有宇くんのお見舞いに来て今だ。
「あなたが今現存する全世界の能力者の力とこれから発症する力全てを奪えば終わります」友利が提案する。そこまでの関係なのか。そんなことを彼に提案してしまう責任を負えるほど彼と接していないはずなのに。これは誰だかわからないが、一つわかるのはもし彼女が世界Bから記憶を保持しているのであれば、こう言うことで彼女が押し付けたという体で有宇くんに背負わせても良いということである。やはり「どういたしまして」。
有宇くんは「僕はお前に恩がある」から引き受けると言う。このお前はこの友利ではないが、先の友利はやはりこの友利だけでは成立しない提案をした。ただし、友利奈緒という有り様は外していないように思えている。今は。
「なして?」「お前が好きだから」「はぁ?」でもこの後のいがみ合いは息が合っているように見える。
そして有宇の気持ちを確認して「「だったら」言いましょう。待ってます、と。」
そしてこの友利との指切りである。だから、あの単語帳はこの友利のものなのか。
そしてまずは友利から。唯一承認されなければ能力を奪えない少女から。「ありがとうございます。」逆に言えば、唯一略奪ではない行為から。
EDを聴きながら友利から単語帳が渡される。そして有宇からは音楽プレイヤーだ。「じゃあ、行ってきます」「はい、行ってらっしゃいませ」ようやくわかった。俺はむしろこの友利が好きなのだ。

13話「これからの記憶」

Aパート
有宇くんの英語のひどさが良い。
完璧な能力者探知能力。ここに来て「不完全」ではないと明言したな。当初想定していた不完全な能力の集合というのは完全に外れっと。病気(悪いもの)というのも悪化させるラインですな
有宇くん働き者である。隻眼の死神で伏線?回収
有宇くんの防御中の怯え方。あと嗚咽。良い。
治癒能力であっても奪う。というかこれのメインは右目を治すか否かだよなあ。タイムリープを回復するか否か。ここでタイムリープを取り戻して戻ることも可能だが、それはしない。「人の理を破る行為をしちゃいけない」と言っているが。
例えばまたタイムリープしても友利は友利である。有宇くんは記憶を保持する。ただ、友利はifを愛したわけではないという点には注意すべきで、彼女はむしろ今ここにそれを体験したという有宇くんがいることを前提としたはず。
有宇くんに限界が見えてくる。崩壊の暴発。お兄ちゃんとかとの連絡手段である携帯も壊れる。ただ友利とは連絡とってないだろう。友利はやはりお兄ちゃんたちと一緒にいない。学園通ってんのかね。

Bパート
睡眠薬。完全にブラック感ある。記憶の混濁。意味不明の文章。うつらうつら。戦う意味不明。単語帳も忘れかけているが見て約束を思い出す。あいつ(友利)の名前を忘れても。
友利はZHIENDを部屋で聴いている。すごくすごく広い場所に1人いる絵を浮かべながら。何かを共有しているような表情になる孤独を感じながら。
もう悪魔か狂信者か。
「もうつらいよーやだよー」と荒野を歩く。「もう充分だろー」「誰か変わってよー」
これはやっぱ類似ですよ。単語帳を蹴飛ばしてしまうのも、後悔するのも。
がんばれという言葉は単語帳を見る左眼とそれを透かして何かを見る右目から出てくる。友利を覚えていなくとも。
首にかけるのは十字架に見えます。
そして正しく全能。1話の全能感とは違う全能。杖をついている。首には十字架。
最後の勇気というのはやっぱりどうでもいい。強いていうならば、有宇くんは勇気という能力を持たずにここまで来たという程度である。ただ彼には単語帳があるから。
お兄ちゃんくんの遅え!
病室。やはり制服の友利。彼女の私服は結局あのデートのときにしか見れなかった(回想は除く)
「お疲れ様でした」
「ところで、あなたは?」友利もさすがに絶句するわな。ただ、挑戦的にも見える俯きながらの笑みで、「私はですね。あなたの恋人です。」と。これは約束を守った。約束を友利が成立させたということ。かつて不成立させたのと逆に。
そして、ループ後の有宇くんの部屋の玄関の前での「どういたしまして」は「私が覚えていなくとも」だった。今回は「彼が覚えていなくとも」。もちろん有宇くんが「彼女が覚えていなくとも」でもあったが、彼はバカなので。
なんでここまで。
「おかえりなさい」
ただ、「これからの記録」は主客のある記録。

2015/04/04

『たまゆら~卒業写真~』 第1部 芽-きざし-

たまゆらの映画見てきた。すごく良かった。沢渡楓という少女の高三の春を表情という点を中心に見事に切り取ってあった。竹原がぽってを包むのと同じ手つきで、である。

観ている間、ずっと妙な感慨があってほとんどずっとぼろぼろ泣いてたりしたわけだけど、この感慨はやっぱり「ぽってももう高校三年生だ」というところに根付いている。嗚咽しそうにもなったが必死でこらえて椅子の背もたれががくがくしてたのは隣のひとにバレていただろうか。

ただ嗚咽しなかっただけでも頑張ったほうだ。この映画は確実に何かしらの到達点だろうと思う。映画で最初に映る「今」のぽっての表情を見て、まず気がつくのは髪型の変化だ。少し短くなった。はねてボリュームのあった部分が少しすっきりとしている。不足のある表現で言えば、大人っぽくなった。そこに芽(きざし)を幻視する。

たまゆらというアニメは、沢渡楓という少女の時間を描いた物語である。彼女の誕生から今に至るまでの写真によって切り取られた世界の中のぽって。ぽってが映す写真によって切り取られたぽっての見る世界。そして彼女の心をBGMのようにして流れる時間が、時間の流れと不可分な動画として表現される。

そうした時間の中に幻視した兆しはわずかな髪型の変化であったりする。例えばぽっての髪型がわずかに変わったことは、ぽってを今初めて見た人には決してわからない。だから俺はこの兆しを頭に入れて時間を眺めていく。三年生になって写真部に新入部員が二人入ってくる。部活紹介でのぽっては一年前とは違っている。彼女の言葉でちゃんと伝えていて、それが届いて後輩ができた。かなえ先輩とは違う、後輩。

放課後の部活動でのぽってはちゃんと先輩部長をやっている。ちゃんと指示できてるし、後輩にも好かれている。しっかりしてんだこの子は。そのしっかりさは、ぼーっと自転車を押して道を歩きながら、自分の将来を漠然と渾然と考えてぼやっとしたものを束ねていく過程で生まれたのかもしれない。兆しは常にぽっての中にある。

決然とした言葉や表情は今までとは違って迷いがない。不安はあったとしても彼女の肉体には芯ができ始めている。見たことがない表情は、髪型のせいかひどく大人びている。

その一方で、友達と一緒にいるときに見せる表情はこれまでと同じものであり、カメラマンの姉ちゃんが竹原を離れると知って「いなくなっちゃう」と思った顔はひどく幼い。映画を見る前、ロングPVを観た時にはこの振れ幅をアンバランスな同居と捉えたが、これは不安定なつりあいと言った方が良い。「今」のぽってにおいて完全にバランスしているのだから。

その動的平衡は竹原に包まれて育まれたものだ。そして竹原とはぽってが育っていくための空間であり、時間である。トートロジーの中心にぽってがいる。この映画のEDでぽってが手を伸ばす夜空は、ぽってに触れないが、彼女が育つ世界を作っている。その中でぽっては高校三年生になって「しっかり」している。だから作中の言葉どおり「ぽっては大丈夫」だと思える。

この感慨は、俺の中の欲望の澱のようなものを蒸発させていく類のものだ。たまゆらを見ると何かがどうでも良くなるのだが、その何かの答えはそろそろ明言しても良いかもしれない。この何かとは、俺自身のことである。

ただまあ、これが本来どのような立場の人間による目線なのかは、もう少し明言せずにいくことにしよう。補償ではない、と言い切ることもしないけれど。

2015/02/22

なんか呆然としている。アニマスをここに来て初めてそれなりに真面目に見たわけですが後半の春香さんの話なんなんだあれ。

春香さんが765プロダクションの「みんなで」ってのを求めるのはわからないわけではない。少なくとも理由は十分に撒かれているので。例えば貴音さんが移籍するかもってところで1人だけガチな反応(自失しているようにすら見える)だったり、クリスマスパーティーなんかもそうだよね。各人がアイドルとして売れ始めて忙しい中でも、クリスマスパーティーにみんな集まることに成功してしまったことだとか。台所から春香さんが見た光景は確かに貴重なものに見える。また同時に、千早やプロデューサーが春香さんが「みんな」を志向することを肯定する台詞があったりもする。だから、春香さんがそれを美希の言う通り「わがままに」求めることもまあいい。

いや実は良くないんだが。春香さんがメールを他のメンバーに送ってたり、全体練習に集まろうよ!と声を掛けてそれに応えられないメンバーが「ごめん」と言うたびにフラストレーション自体は溜まっていた。だって謝る必要などないから。あくまでこの段階では春香の一方的な欲望でしかない(伝わってもいない)もので相手に罪悪感を抱かせるのはおかしいんじゃねーのと。もう1点。春香の「みんなで」は全体練習に集まることを必要とさせるが、これがわからない。例えば、雑誌に映る他のメンバーの姿や、CMの映像とか。街頭のパネルでもいいし、ラジオでもなんでもいいんだが、その姿を見るだけでは何でダメなのかがわからない。「みんなで」と言うのは、同じ場所にいることを要求するの?

ただまあ春香さんは自分のわがままさとの間で葛藤はしている。千早がレコーディングに行くのは肯定していたり。葛藤っつーかあの段階では自分でも良くわかっていなかった。だから美希に春香はどうしたいのか?と問われたときに「どうしたかったんだっけ」と言って自分でもわけのわからない涙を流す。これは強烈だった。肌から浮いた涙。

怖いのはその後です。春香さんが答を見つけて、それが肯定されて765プロという「みんな」が肯定されて終わるまで。まず、春香さんが「どうしたかったんだっけ」となる場面がプロデューサーが怪我で不在になった直後だということを前提とする。そして春香さんが立ち直るときに必要としたのは結局のところ過去の自分の夢にある「アイドル」としての自分であるということ。765プロの「みんな」から街頭パネルでメッセージを受け取るのはあくまで春香さんが「天海春香」というアイドルに出会って走りだした後だ。Pの言葉なり他のメンバーの幻影なりはあるが、あれは過去に見た光景であり、それは俺にはまとわりつくものにしか見えない。天海春香は不在の中で走りだした。

「だから」(理解はできる)、天海春香の「みんなで」が765プロを包むものになったことで天海春香自体をぶち壊したいとは思わない。ただ、そこから最も走り抜けてしまいそうな美希すらも迷わせたことには気持ち悪さしか感じることができない。これは歪ですよ。特にプロデューサーを不在にしたのは悪意すら忖度してしまう。

最終話でプロデューサーが戻ってきて、会場の声援に包まれながら"アイドルの完成形"が描かれる。うすら寒い思いをしながら目が離せなかった。呪いという言葉は使いたくなかったが、やっぱり無理。俺にはこれは純粋な呪いにしか見えない。

2013/11/10

WHITE ALBUM2 アニメ6話

ホワルバ2の6話みました。全体としては特に表情変化がくどくて個人的にはイマイチ。まあそれはいいんですが、アニメ見た後PC版追っかけプレイ(楽しい)やってたら印象まったく違って驚いたのでメモしとくことにします。

場面としては、春希が雪菜を連れだしてかずさの家に行った後、バンドのオリジナル曲である『届かない恋』のことを雪菜に知らせるところなんですけど、アニメ6話ではこんな感じ。

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かずさ 「北原が詞を書いて、あたしが曲を着けて、小木曽が歌う、三人のためだけの歌、だ」

これを聞いた雪菜は「三人のため」という部分にまず喜ぶんだけど、歌詞を読んで、『届かない恋』が誰が誰を思って書いた歌か気づく。ここで、歌詞を読む雪菜の声は視聴者に聞こえていて、雪菜の表情の暗さも見えている。その後雪菜が二人に何かを問おうとしているのも、雪菜がこの曲に対して何かしら思うところがあると示している。

春希「冬馬の奴、(歌詞を)一行も直さなかったからさ」

ここで雪菜が目を見開き、その後茫然とした表情で固まる。春希の言葉が耳に入っていないのがわかる。雪菜は一瞬唇を噛みしめ、意識的に笑顔を作って「夢は、大事だよね」と言う。そして『届かない恋』の練習が開始される。
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一方ゲームでは

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かずさ 「その詞… 小木曽をイメージして書いてるらしいぞ?」

ただし、「元の詞はもっと前にできて」いて、「雪菜がボーカルに来てくれることになったから、言葉の使い方とか、イメージとかだけ合わせ」たと春希が補足(声に出しているので雪菜にも聞こえている)。

かずさ 「北原が詞を書いて、あたしが曲を着けた、小木曽のためだけの歌、だ」

雪菜が歌詞を読むより先に、春希が「冬馬の奴は一行も直さなかったから不安でさ」と言い、また、雪菜が歌詞を読み上げる際に雪菜の声はほとんどプレイヤーに聞こえない。そして、ためらいはほぼなく、練習が開始される。

ただし、雪菜が"いつも以上に真剣な表情"で、「………頑張って、わたしたちの曲、完成させよ?」と宣言する。
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かなり違ってますが、アニメ版での雪菜というキャラクターに対する強い補足は個人的にはアリだと思います。

アニメ版で強調されたのは、『届かない恋』を歌う雪菜の意思です。PC版でも最後の「………頑張って、わたしたちの曲、完成させよ?」に表れているんですが、かなりさらっとしていて、俺みたいにぼけーっとプレイしてると気づかないレベル(雪菜さんホントすいませんでした…)。そのくせ、これ気づくのと気づかないのとじゃ学園祭ライブの見方が大きく変わってしまうという。

『届かない恋』ってのは歌詞聞きゃ誰でもわかるように、春希のかずさへのラブレターです。その詞にかずさが曲を着けて、よりによって雪菜に(大勢の観客の前で)歌わせるという残酷さが学園祭ライブにはある。

ここでもし雪菜がかずさの「小木曽をイメージして書いてるらしいぞ」なんてバカな言葉を信じて歌詞の意味に気づいてなかったとしたら、雪菜がただのピエロになってしまう。もちろん、実際には"いつも以上に真剣な表情"と「わたしたちの曲」という言い換えからわかるとおり、これは酷い誤読です。

アニメ版では歌詞を読む雪菜の声と表情のおかげで、こうした誤読が不可能になっていて、さらに雪菜が歌詞の意味を知ってなお、「三人のためだけの歌」にするために不快さを我慢して歌うことを決めたこともわかります。ゲームでちゃんと読めてる人にとっては風情がなくなっちゃったんじゃないかとも思うんですが、ゲームで誤読してた俺にとっては非常にありがたい改変でした。アニメで初見のひとにとっても助かる気がするけどどうなんだろ。

次回ライブだと思いますが、こう認識しなおした俺がステージに立つ雪菜さんを見てどう感じるのか若干こわい…(かずさ派)

2013/06/10

竜華さんかわいいじゃねえか…!

阿知賀編16話見て一気に竜華さんが好きになってしまったようです。

もともと怜が大好きだったわけですが、カップリング相手の竜華さんには全く気を払わずに最終話まで見てたんですよねえ。ひっじょーにもったいないことをした!

竜華さんほんともう怜がいないとだめすぎてかわいい。怜が「三順先や」とかやってるときとか15話で怜とのカップリング超能力とかやってるときとか片鱗は山ほどあったと思うんですけど、16話がほんとにひどくて一気にやられてしまいました。りゅーかさんハナから怜だのみだし怜の力かりないと全然和了れないし怜パワーかりれなかったときに「怜っ」とかいって寂しそうなどうしていいかわかんない感じの顔しちゃうし情けないったらない…!

こんなダメな娘が大将で名門千里山高校は大丈夫なのだろうか……。

まず先にカップリング相手の怜について触れておくと、怜のかわいさってのは彼女が倒れそうになりながらも彼女のプライドのありかに寄って真っ直ぐ立っている姿に圧倒されるってのが大きな理由です。それでいて竜華に膝枕してもらってぐでーっとしてたりとか適当にボケたりとかわざとらしく拗ねてみたりとかいろいろあるんだけども。基本的にはこちらは地べたにへたりこんで怜を眺めて圧倒される、という形式で怜を好きになってるわけです。

一方で竜華さんのほうは、よだれだらだら流して口開けながらじゅるじゅるいって見てる感じ。同じかわいいという言葉でもぜんぜん違う。まさかあんなにダメな娘だとは思っていなかったのでなおさら…。なんかキリッとしてるしなんだかんだ名門千里山の大将ですし平均得点が高いとかなんやらアナウンスされてましたしてっきり怜クラスの自力でいい勝負してくれると思っていたらあれだ。まさか咲の世界でZONEなどという普通の能力が見れるとは思ってなかったよ。。

つーか怜が戦ってるときはなんかセーラと竜華が怜をひっぱってった感じで描かれてたけど、むしろ竜華の怜への依存度がすごいよね。この娘怜がいなかったら麻雀つづけてすらいないんじゃねえか。怜ががんばってる姿を見てようやく自分も戦えるという印象。そうそう、膝枕についても怜がねだって竜華さんは「しょうがないなあ」とか言ってやってるけどむしろ逆で怜が膝枕してくれないと竜華さん物足りなくてぜったい自分で太ももさすって温めて「怜の温度や…」とかやってるよね。要するにオナニーだ。ばんざい。

で、怜はかしこいかわいいのでそんなのは直感的にわかっていてあの形になっている。あるいは両者が奇跡的にマッチしている。後者のほうがいいけど、この辺はまだよくわかんないっすね。

ともあれ「怜ぃ」って呼びかける竜華さんの声の依存を予感させる感じはとても素晴らしいと思います。どっちも好きなカップリングはやはり良い物ですなあ。

2012/09/06

おじさん大好き!

一年半遅れながらタイバニ全話見終わりましたのでその感想。

面白かった!って素直に言えるのは最終回のおかげかな。俺は1話から25話までずーっと虎徹というおじさんのお話として観たんですけど、この見方だと14話以降、後半部分はかなり不快になる場面が多かった。それまで高品質なもの、丁寧なものを観せてくれた作り手への信頼みたいな、ある意味不純な意識がなければ観るのをやめてしまっていたであろうほどに、です。

で、きっとこの先にあるであろうカタルシスなるものを頭の片隅に置いてそれにずっと引っ張られて観て来たわけですけど、最終回のあれはカタルシスと言っても「よっしゃー!」ってのではないですよね。「あーほんと良かった…」って感じです。ほっとした。おじさんが活き活きとしてるのを見るのが嬉しかった。

まあ要するにおじさんが大好きになってしまったわけです(字面が嫌すぎる)。今1話からの自分の感想を見返しながら書いてるんですけど、1話の段階ですでにおじさんにハマりはじめていたらしい。これは「ヒーロー」としてじゃなく「とあるおじさん」としての造形が早い段階で、しかもすごく納得できる形で提示されたおかげだろうと思います。

そんであと、これ意図的なのかどうなのか微妙ですけど、俺が早い段階からおじさんのことばっかり考えるようになった(字面…)原因のひとつが、ヒーローの仮面。元々おじさんが着てたスーツはおじさんの表情が丸わかりなのに対して、この物語中で主に着ている新スーツは、表情が全くわからない。これはバニーちゃんに関してもそうですけど、表情がわからないせいで、却って表情を透かして見ようとしてしまうんですよね。明示的に表現されていないけれど、土台がしっかり提示されているから、妄想しやすく、妄想してしまう。

こういう状況になったときまずいのは、その妄想上のおじさんがその後提示されるおじさんと乖離しているようなケースですけど、タイバニに関して言えばそんなことは全く無かった。妄想しやすい、というのは、(丁寧に作られていれば)作者によって意図的に方向づけられた妄想を実行させられているということなので、上手いこと乗せられたっつーことなんでしょうねえ。すごく同期しやすいし、気持ちよかった。

ただ、こんな感じであっという間におじさんに同期したりおじさんのことばっかり考えて観てたせいで、最初にいったように後半はすんごく観てて痛かったです。ちなみに、前半13話でバニーちゃんの問題が一段落して、14話でOPが変わってルナティックがバーンと出たときに、後半はたぶんおじさんメインの話でおじさんの「ヒーロー」とルナティックの「正義」の対比で展開するんだろうなーと予想しておりました。が、結局おじさんメインという部分以外は大外れということで…。まあこの辺はルナティック出した時点で直接的に描かなければならないものなんで、劇場版(2012.09.22公開!もうすぐじゃねえか!)に期待したいと思います。

話戻すと、おじさんの能力が減退してることが判明したあたりからはおじさんがひどい目に合うんじゃねえかっていう嫌な予感がずっとつきまとってました。おじさんが嵌められて、ヒーロー達に追われる側になるのとか、見せ方も相まって、それまで無自覚に受け入れていたヒーローvs悪人って構図に対する批判として優れてはいるんだけれど、これだけおじさんが好きになってしまっているとそんな優秀さはどーでも良くて、おじさんがひどい目にあってんのが、単純に腹立つだけです。イライライライラしながら観てましたね…。

20話あたりはほとんどブチ切れそうになっていて、この辺はもう鑑賞態度として好きではないのだけど、ある程度距離を置いて製作者への信頼みたいなもんでなんとか見続けてるという状況でした。「フラストレーションためさせるの、本当に上手いけどさっさとやめろ」って思いながら。

まあでも上手いんですよ。23話とかさあ、限界まで苛立ちを溜めさせられて爆発しそうになったまさにその瞬間にバニーちゃんが「二度とワイルドタイガーの名を汚すな」って言ったりする。時間を制御できるメディアで、間をぴったり合わせてきてくれた。凄い。

そんで最終話にはきっちり安心させてくれた。おじさんが「ふつうに」生きている姿をみせてくれることで。

凄いアニメです。あと、おじさん大好き!(だから字面…)


***


細かい話をいくつか。23話は少しおじさんが超人に感じられてしまって入り込めませんでした。こんだけ惚れているわけで「敵わない」って圧倒されるシーンはいくつかあったんですけど、それは超人に圧倒されたわけではなく、とあるおじさんに圧倒されたわけで。

それと、ヒーローというものの描写も良かった。ここで言うヒーローってのはおじさん(彼は物語によって肯定されている)のことですが、彼は彼が思うところの「ヒーロー」であろうとする意思を持ち行動し続けたし、し続けている。その態度をヒーローと呼ぶんだ、というヒーロー描写。行為に後付けしてヒーローと呼ぶような、犠牲と何が違うのかわからないようなヒーロー描写とは違う。これについても好印象です。劇場版とかでルナティックとの対決あればこの辺詳しく描いてくれるんだろうなあ…観たい…。

最後にちょっともったいないなと思ったのは、俺がヘテロ男なせいでバニーちゃんを直接舐め回して楽しむことができなかったことです。一旦脳内変換しないといけない。ああもったいない。早くめんどくさいおんにゃのこを探す旅に出ないとダメですね…。

こんなとこかな。BD買おーっと。

2012/07/05

今期アニメの視聴予定とか

今期アニメの視聴予定について。あと一話観たものについてはその感想を。

今期はとりあえず『TARI TARI』『ココロコネクト』『人類は衰退しました』『DOG DAYS'』は三話まで見る予定です。

『TARI TARI』は個人的に応援しているPAなので。PAのは全作品とりあえず見ることにしています。ただ、結局全話みたのはttとABだけなんですが…。一話観ましたが、キャラと舞台の紹介でしたね。動き始めてからが楽しみです。結構感情の強そうなキャラがいたのでその辺りでの爆発を期待してます。とりあえずピアノの娘の太ももの震えぐあいは素晴らしかったと思います。虚勢を張っているが足は震えているっていうシーンは大好物です。壊れかけているところとか(、何か漏れそうなところとか)。

『ココロコネクト』は原作が好きなので。あの作品の、物語(設定)を登場人物の感情のアンプとしてしか使ってない潔さが好きです。逆にこの辺の都合のよさが鼻につくひともいると思いますが、俺は自分の物語消費の態度と完全にマッチしているので好感を持ってます。あと稲葉かわいい。ニコ生でAパートの先行上映会やってたので見たんですが、ヒトランダムは特に声優さんの演技力でだいぶ評価が変わるでしょうね…。声優さん大変だろうなあ。あと、基本的に言葉として表われない内面が重要な作品なので、第三者視点になってしまうアニメはやりにくいかな、と。ただ期待度は一番です。

『人類は衰退しました』は、原作はいちおう読んでいますが、別に好きではないです。理由は、ココロコネクトが好きな理由に書いたように、感情度が低いからですね。ロミオじゃなかったら一巻で切ってた可能性があると思う。アニメも観ますが、どちらかというと、劇場版AURAと制作陣が同じだから様子見といった理由が大きいです。どんなふうに衰退をアニメ化したひとたちがAURAを作るのか気になる。劇場版AURAはやく観たい…。

『DOG DAYS'』はなんで観るかというと、自分でもよくわからない…。一期は「なぜか」全話見てしまったんですよね。これホント不思議で、俺はまずケモノっ娘は苦手です。しかも別に声優さんに一家言あるようなひとでもない。そしてDOG DAYS一期のストーリーはよくある異世界召喚モノで、別にすごく面白いわけでもない。感情の強さ、という意味でも、レオ様はわりと強いですが基本的に大したことはない。などなど全く惹きつけられる理由がないのに、「なぜか」一期は全話見てしまった。ふしぎ!暇つぶしにちょうど良かったんでしょうか…。でも俺アニメはすぐ切っちゃうひとなんですよね…。うーん、わからん。といった感じで全く理由がわからないんですが、一期と同じ感じで二期も全話見てしまう予感がしてます。あ、ケモノっ娘が苦手といいましたが、姫様のしっぽは素晴らしかったとおもいます。ライブシーンの手抜きしっぽが未だに記憶に残っているくらいです。

他は時間あったらとりあえず一話見て決めようと思ってます。

つーわけで今日、『ゆるゆり』の一話をニコニコで見てみたんですが、たぶん二話からは観ないですね…。一期も三話くらいで観るのやめた記憶があります。合わないんだろうなあ。一期がどうだったかはほとんど記憶にないですが、今日観たやつに関して言うと、なんか全体的に速いな、と感じました。妄想の余地があるシーンがすごいテンポで連発されていて、浸る時間が足りなかった。観ててスピードについていけなくて、歳とったなあ、と感じてなんだか虚しくなってしまいましたよ…。

歳はとりたくないもんだ。 はあ。

2012/07/04

『謎の彼女X』 『エコール・ド・パリ殺人事件』 簡易感想

昨日ついに毎日更新が途絶えてしまいました…。しばらく忙しいのもあるんですが、昨日はどうにもテンションが低かったようです。

まあそれは置いといて、今日はここんとこ読んだり観たりしていたものの感想など。

まずは、『謎の彼女X』 最終回ですね。最終話についてはなんかしらんがまとまったらしい、といった感じで特に刺さる部分はなかったんですが、全話通した感想としては、素晴らしいアニメだったと思います。すごく楽しませてもらいました。卜部さんとつばきくん、特につばきくんの言動、内心の動きが共感しやすくて、恋するオトコノコの感情を実に美味しくいただくことができました。惚れた相手には敵わない!オンナノコには敵わない!っていう描写を徹底的にやってくれたのが良かったのかな。そこからつながる、好きな相手に「許可される」喜びとかは大好物でございます。

この辺りの描写は別に『謎の彼女』が直接指し示す卜部さんだけじゃなくて、丘さんとか、早川さんとか、出てくる女の子みんなに共通してたと思います。おんにゃのこは不思議でできてるんだ!好きな女の子が何考えてるのか(絶対にわからないから)知りたい!ってやつですな。ああもう敵わないもうどうにでもしてくださいって思って全裸で仰向けになって服従するような…。

というわけで(どういうわけだ)、基本的には関係性ですよね。男の子と女の子。男の子から見た女の子っていうのを見事に描いてくれたなあ、と。ただ、まだBD買うかどうか迷ってるんですよね…。 なんでかっていうと、俺、卜部さんは大して好きじゃないんですよね…。このアニメの圧倒的に素晴らしい点は、つばきくんという卜部さんに惚れている男の子が、卜部さんという女の子を見る「まなざし」の描写の素晴らしさなんですよね。決して俺が卜部さんを見るまなざしではなくて。

要するに、「俺は」卜部さんに惚れていない。

いやまあケチケチせずに買えばいいんですが、貧しいので…。どうすっかなあ。怜のために『咲 -saki- 阿知賀編』のほうは購入予定だってのもあって…。しばらく迷うとおもいます。うーむ…。


あとは、最近読んでた『エコール・ド・パリ殺人事件』の感想でも。ふつーに面白かったです。 特に小説内論評(日本語?)によるエコール・ド・パリの解説が良かったですね。俺は全くこの辺の知識がないので、この論評に書かれていることの正しさとかは全くわからないので、ひょっとしたら詳しいひとから見るとなんだこれ、となるかもしれません。この論評は、エコール・ド・パリ(の特定の画家)を偏執的に愛した人間が書いたものとされているんですが、論評を読んだだけで確かにそれが伝わってくるようになっています。こういう論評、好きなんですよね。どうせ人間のフィルターを通したものしか書くことができないのであれば、いっそのことフィルターが明確なほうが読んでいて「楽しい」。正確な情報が得たいのであれば、全く異なるフィルターを通過したものを両方読めばいい、という立場です。

一番良かったのはこの論評部分ですが、トリックとかもふつーに良かったと思います。俺は推理小説を読むときは、素人探偵よろしく真面目な推理と物語をだいなしにする推理を妄想しながら読むひとなんですが、どっちも見事にはずれたので楽しかったです。あたると嬉しいんだけど、自分内評価は外れた作品のほうが高くなるという…。


こんなところですかね。『TARI TARI』見て寝ます。おやすみなさい。

2012/07/02

『咲-Saki- 阿知賀編』12話 ただの愚痴

あーくっそイラつく。

『咲-Saki- 阿知賀編』12話見ました。感想っつーかただの愚痴です。

なんかすげーもやもやする。もちろん「阿知賀編」だしさ、玄ちゃんの見せ場が全くないまま終わるのはおかしいけどさあ。

はっきり言って、怜があんだけ頑張ったのをかすめたようにしか思えなかった。もちろんさー、怜ダブル+すばらの次に怜トリプル+すばら+玄ちゃんってのは綺麗で、誰が欠けてもダメだったんだろうとは思うけど。ずっとドラ集めてくれたおかげでみんな助かってたのもわかるし、今回で言えば、照が18000作るには、8ピン切って出和了りメンホン中三暗(3・6ピンでロンならOK。ただし6ピンはカラ)ってのも可能だったけど、玄ちゃんがドラの3ピンださないのわかってるからリーチメンホン中イーペーでの跳満を選んだってのもあるよね。そんで、最後にドラを切ることで玄ちゃんが一歩上のステージにあがったのもわかるし、綺麗な構成だったとは思う。

でもね、そんなこと関係ないんだよね。綺麗さとかもうどーでもいい。突然竜華が元気玉よろしく怜にエネルギーを送って怜が元気になって圧勝するような超展開のほうがよっぽどいいよ。照が突然能力の限界に達して負けるとかでもいいよ。

怜に勝ってほしいの。怜に倒れて欲しくないの。

玄ちゃんがアガって喜んでるのも、阿知賀の連中が喜んでんのも、観客が喜んでんのも、アナウンサーが大騒ぎしてんのもイラつくわ。知らんがな。怜がふらふらになってんじゃねえか。さっさとそっちの心配しろよくそが。なんで床に倒れるままにしてんだよ。支えろよ。

怜があんだけやって、次につなげた。あと三話、準決勝終わりまでだったっけ。千里山勝ってくんねえかなあ。怜にとっては、最初で最後の竜華たちと一緒に打てるインハイなんだよ。そんなもんみんな一緒っていや一緒だけどさあ。阿知賀と清澄はまだまだ次があるじゃん。

怜の喜ぶ顔が見たいんだよなあ。どーにかなんねーかなあ。勝者を選ばなければならないのであれば、倒れるときに何もつかめなかった怜の手に、つかんでもらいたいんですよ。

2012/06/29

『謎の彼女X』 12話 感想

今日はなんか肉体的に疲れております。精神的でないのでいっぱい寝ればかえってすっきりすると予想され、むしろ珍しくいい状態かな、といった感じ。というわけで録画してた『謎の彼女X』12話観た感想を簡単に書いてさっさと寝ようと思います。

このアニメは、細かいネタでツボに入るのが頻繁にあって、それが面白いと感じる主要因なんじゃないでしょうか。今回でいうと、卜部さんの枕をついつい触ってしまったつばきくんが、卜部さんの枕の湿り具合を感じる場面とか。枕は湿るもんですよねえ。汗&よだれの無敵のコンビネーションですよ。つばきくんが匂いを嗅いでしまうのは仕方のないことです。あれは本能。

女の子の部屋の布団の匂いってのが嗅ぎたい匂い第一位だと思ってたんですが、枕はよだれも追加されるぶんよりヤバいですね。気付かされました。今後は女の子の部屋の枕の匂いを押していこうと思います。枕の素材はふつうのわたがいいですね。よく染み込みそうなので。手に入れたら匂い嗅いでから、スルメみたいに噛むかなあ。俺のよだれが混ざるのは良くないよなあ。どうしたもんか。

そういや俺の枕はりりちよさまのはだかワイシャツ姿のカバーがかかっているのですが、りりちよさまの匂いを嗅ごうとスーハーしてみたら俺の匂いがしてとても残念な気持ちになりました。あの枕カバーは標準的な日本人の成人男性の身長でも、縮尺的にりりちよさまと双熾とのサイズ関係を体験できるようになっている優れモノなんですが、まさかあんな落とし穴があったとは…。世の中うまくいかないもんです。俺の枕を股間に当ててオナニーしてくれるメイドさんと同居したりすればいいのでしょうけど…。

枕の話はこれくらいにして、謎の彼女Xの話に戻りましょう。今回ラストの卜部さんのデレっぷりは実に良かった。つばきくんが、無意識で卜部さんを抱きしめてしまった後、卜部さんが「いいの。つばきくんにくっつきたいと思ったのは、私のほうだから」って言った場面ですね。あんなこと言われたら飛び上がりますよ。すっごいカタルシス。夕方のシーンだったんですが、ふつーに夕日に向かって「よっしゃあああ!」って叫んでしまうと思います。

誰かを好きになったとして、相手に対して欲望を抱いているとする。手をつなぎたいとか、抱きしめたいとか、セックスしたいとか。それをぶつけるには、「まず」相手の許可がいる。で、こっからめんどくさいことになるんですけど、俺は「だから」許可が得られるまでは、自分がそんな欲望を抱いていることすら、明示的に表明することができない。

この考えがベースにあるので、理想的な展開は、まさに今回の謎の彼女Xと同じものになります。自らの欲望がふと漏れでてしまったときに、それを相手に「許可」される。具体例を言うと、抱きしめて「しまった」ときに、相手に力を抜いて受け入れてほしい。

今回も面白かったです。次回ラストなのが寂しいですなー。

2012/06/26

『咲 -Saki- 阿知賀編』 11話までの感想


アニメ 『咲 -Saki- 阿知賀編』 11話「決意」まで見たのでその感想でも。つーか、怜(とき)についてです。なんかもうごちゃごちゃしてて、人様に見せるもんじゃないとは思うんですが、書かずにはいられなかったというか。すいません。

***

俺は怜が好きです。原作は単行本でしか読んでない(ちょうど今日2巻読みました)ので、アニメで見ただけの感想になるんですが、相当なレベルではまってます。なんつーか、「俺が怜のことを一番良くわかってんだ!!!」的なハマリかたというか。怜のことを悪くいうヤツがいたらかたっぱしからマシンガンを撃ちまくるような。怜から点棒奪ってコークスクリューマナ悪ツモするやつをぶん殴って泣かしてしまいたくなるような。

怜は、元々は千里山女子の三軍だったんだけど、(事情はよくわかんないけど)入院して生死の境を彷徨って、戻ってきたらなんか知らんけど「一巡先を視る」能力を得たそうです。麻雀で一巡先を見れるってのは相当なもんです。単純に自分がツモる牌もわかるから牌効率が良くなる。相手が何でアガるかがわかるから振り込まない。ズラすこともできる。リーチ一発ツモで三役確定できる。すげえ能力ですよね。三軍のプレイヤーが、一気にエースにまで上りつめるほどに。

その力をどう使うのか。つまり、彼女にとっての力の意味は何か。

怜が三軍だったころから、友達である竜華やセーラはすでに二年生ながらレギュラーに選ばれて、全国大会で戦っていた。三軍とレギュラーという違いに関係なく、一緒に麻雀を打って、一緒に過ごしてくれた竜華たちは怜にとって大切な友達だけど、怜はずっと、自分は竜華たちと一緒に全国の舞台で戦うことはないと思ってました。自分とは実力が違うから。同じものを同じ場所で見ることはできないと、諦めて、一緒に打っていて楽しいんだけど、作り笑いを浮かべてしまうことがあった。

でも、力を得た。唐突に、圧倒的な力を。能力を持たないものから見れば、反則のような力を。竜華がいってくれた「うちと一緒に全国いかへんか?」に応えられる力を。エースに選ばれたことを竜華とセーラから伝えられたとき、嬉しいけど、少し申し訳なく思ったのは当然で、だからこのときに、自分の「ずるい」能力について、彼女たちに告白するわけです。何の努力もなく手にしてしまった力に罪悪感を抱きながら。でも、その「ずるい」能力を、竜華とセーラは「すごい」と言ってくれた。シンプルに、「怜がいれば勝てるかもしれない」と期待してくれた。期待されてしまった。

しかも、この竜華たちの肯定は、怜の能力を利用しようとかそういう話じゃ全くない。彼女たちは怜が能力なんて持たないただの三軍のプレイヤーだったときから、自分の練習の効率を下げてでもいっしょに打ってくれていたわけだから。怜が自分の能力をさらに強化しようと練習中に二巡先を見てぶっ倒れたときには、「もう二度とやるな」と言ってくれたのだから。

自分の能力ではなく、自分を心配してくれた。自分が能力に目覚めていなくても、一緒に全国に行きたいと言ってくれた。だから、自分に唐突に与えられた能力で、みんなの役に立ちたいと思った。だから、誰にも言わず、二順先を視る練習を繰り返した。だから、連荘を繰り返して点棒を積み上げる照を止めるための、自分を投げ捨てるような、
「ダブル。二つ先へ」
こっからが11話「決意」ですね。二巡先+すばらの協力を二回繰り返してようやく照の連荘を止めることができた。上手くいったけど、怜はもうふらふらで。牌をツモってくるのもつらいし、一巡先も見えなくなった。そんな中、照がふたたび連荘を繰り返しはじめる。怜はもう心が折れ掛けていて、しかも一巡先も読めない。ついには照に振りこんでしまう。ここで観客が歓声あげてアナウンサーはテンションあげて実況してたけど、お前らみんな死ね。くそが。

もうやめてくれって願いながら、怜を見ている。もう頑張らなくていいよって。でも、怜には、みんなが自分のために頑張ってくれた記憶がある。入院してから、体力も落ちて「病弱キャラ」になった自分のために「怜シフト」なんて組んで自分のために頑張ってくれた。「うちらがやりたいことなんで」と言ってくれた。同じ時間を過ごして、一緒に麻雀を打って、一緒に合宿して。気恥ずかしくて、素直には伝えられなくて、竜華の前では茶化してしまったりするけど、「少しは勘違いに浸らせて」ほしいのは、怜もそうなんだよね。もう、セーラが二年生のときに白糸台に負けた悔しさも、悲しさも、怜の悔しさと悲しさになってしまっている。みんなの思いは、もうとっくに自分の思いになっている。

だから、やっぱり、照を止めるために
「みんなごめん、もう一回だけ無茶するわ」
「トリプル。三巡先や」
へ進んでしまう。この怜を見て、「あかん、あかんやめて、怜」と竜華が言ったけど、全く同じ気持ちですよ。

やめろよ。なんでそこまですんだよ。俺には全く、これっぽっちも意味わかんねえよ。

2012/06/20

『謎の彼女X』 11話 感想


『謎の彼女X』11話見たので、とりあえずその感想から。

卜部さんにだまって早川さんと文化祭デートしに来た浮気者のつばきくんですが、まあ昔好きだった人に誘われたらいっちゃうでしょう。これはしゃーないですよ。このへんでつばきくん最低!となりますが、最低だけどしゃーないわけです。オトコノコはちょろい生き物なので仕方ありません。

つばきくんは結局自分から早川さんがさしだした唾を飲まなかっただけ、自制心があると思います。俺には無理だ。間違いなくぱっくりいって口の中でなぶりつくしてごくりといくと思います。いや、それだと自分のつばとのブレンドがのどごしになるのか…。うーん、やっぱりなぶらず、舌でいったんとどめて香りを楽しんだあと一気に飲みますかね。どっちがいいのだろう。悩ましいところです。

(そんなシーンは一生こない、などと気づいてはいけない)

その後、卜部さんが登場してからのスタイリッシュ全裸よだれバトルについては、なんか無駄に息を飲みながら視聴しましたが、正直どーでもいいかなあ、といったところですね。不満も別にないし、大して興奮もしなかったです。

早川さんの独白(今まで好きになった人はみんな片想いだった)ってのがありましたけど、これについてはストレートには「だから自分のことを思ってくれるであろうつばきくんにコナかけた」って解釈するべきなんでしょうかね。でも、この段階で早川さんはつばきくんに彼女がいることを知ってるわけで、好きになったひとはやっぱり自分のほうを向いてない相手だったっていうのがなんとも。早川さんはこれまではずっと自分が相手の想い人に勝てずにきたわけで、今回だけ卜部さんに勝てると考えたってのもおかしいですし。バトルに負けた早川さんに対して、勝者である卜部さんが「きっと素敵な相手が見つかるわ」みたいなことを言って最後まとめてましたけど、早川さんの将来に関しては不安に思います。どうしても、このまま彼女や奥さんがいる相手を好きになってちょっかいかけまくって結局報われない悲しい末路が予見されてしまうなあ…。そんなこと妄想してたらだんだん早川さんが好きになってきた?あれ?

さて、文化祭の帰り道、つばきくんと卜部さんがいっしょに帰るシーン。これ良かったですね。素晴らしい。浮気したつばきくんに対して、卜部さんが「自分も昔は片想いの相手がいた。その人に誘われたら私もつばきくんと同じようにほいほいついていってしまう」みたいなことを言う。当然ながら、こんなふうに許されても、全く嬉しくはないわけです。「俺だけの卜部さんに、他に好きな奴がいただなんて!」というなっさけない独占欲があるから。見てるだけの俺ですら、「嘘って言ってくれ!」と思いながらこのシーンを見ているわけで、つばきくんからしたらハラハラしまくりだったんじゃないかしら。そんな状態で、「でも許してくれるのはありがたいし」なんて考えてるところで、卜部さんの「うそだよー」(あっかんべー付き)です。

「騙された!自分の罪はやっぱり重かった!でも嬉しい!ほっとした!」っていうね。卜部さんにはホントかないません。だから好きなんだけど。

こんなところですかね。『謎の彼女』11話、なかなか良い回だったと思います。他にいろいろ書くことあったんだけど、感想だけで終わってしまった…。

2012/04/09

御狐神双熾について (『妖狐×僕SS』)

先祖返りである双熾は御狐神家で崇拝されて、彼からすれば単に軟禁されて育った。双熾はそんな環境で経験を伴わない知識ばかりを蓄え、その制限された生活に適応するために感情を鈍化させた。上手く生きるために自分を装い、固定された自分を持たずに相手の望むように偽って生きてきた。

けれど、双熾には自分がないわけではない。それを必死に閉じ込めていただけだ。それをむき出しにて周りと向き合うのは、下手でいたずらに傷を増やすだけの愚かな行為でしかない。小賢しい彼の選択は、とても合理的で要領がいい。

鈍化することで適応した人間がりりちよさまに出会った。彼女は双熾と極めて似た境遇にありながら、彼とは全く違っていた。りりちよさまは不器用に心をむき出しにしたまま彼女の世界と相対していた。敏感に傷つきながらも、弱さを見せないように虚勢を張って。

鈍化することで上手く立ち回った人間が彼女を見た時に、抱く感情は二通りしかない。その愚かしさに強烈な苛立ちを感じ嫌悪するか、あるいはそれに打ちのめされそれを愛おしく思うか、だ。

それを分けるのは、そいつが自分を好きかどうかじゃないか、と思う。双熾は自分を嫌っていた。だから彼女にどうしようもなく惹かれた。彼女は俺が手放した、あるいは持ち得なかったものを持っていたから。それは彼にとっては、とても貴重で、とてもたいせつなものに思えたから。

公園のシーン、りりちよさまから双熾に告白する。怖がって震えながらも、真っ直ぐ立って双熾に自分の思いを伝える。これも双熾には決してできなかったことだ。このとき、双熾は完全に負けた。しかしその一方で、自分がその美しさを何よりも信じているものに肯定された。敗北感と肯定された喜びが混ざって、檻が溶けて箍が外れる。

ここでの「愛してます」が彼がりりちよさまに伝えた初めての、むき出しの、愛の言葉。

2012/02/05

結局のところ、いやらしいのは俺だ (アニメ『パパのいうことを聞きなさい!』1~4話 感想)

パパ聞きのアニメ4話まで見て、原作1巻および7巻を読み返したので比較など。


まずアニメ1話。基本的に原作通りですが、空の風呂とか、美羽の腕組みやパンチラとかは原作にはないので、アニメ化に際してエロ要素を意図的に増やしているのは確かです。こういった場面での裕太の反応が「大きく」なったのも視聴者の受けるメッセージに影響を与えてるんじゃないでしょうか。なお、反応が原作に比べて「大きく」なったのは、赤面とか唾を飲み込むとかアニメ化によって(たぶん意図的ですが)自然に追加されたもののせいです。

1~4話まで見たところ、エロ要素は実際に増えているんですが、小説とアニメというメディアの違いも大きいです。小説では(年上好きと設定されている)祐太の1人称を通じて読者は3姉妹の情報を受け取るわけですが、アニメではフィルターなしで生データぶちこまれてしまうので、脳の変換回路がちょっと変わっているひとにとっては全てがエロくなってしまいます。まあ生データといってもあの塗りなんですが。

途中のゲームCMでもこの作品をどう消費して欲しいかがメッセージされていたりしますが、とりあえずアニメの話だけに限定したいのでこれは無視します。


続いて2話。冒頭で1話ラストのシャワーシーンがリピートされます。尺稼ぎ+サービスなんだと思いますが、視聴者に与えるメッセージが強調されてますね。

OPは美羽のわきとか空とかがあからさまにエロいです……いや見てるほうが悪いのか?俺は悪くない!あとは、わざわざ寝てる空の全身を舐めるショットや姉との風呂シーンなどが追加されてますね。うーん、いらないと思うんだけどなぁ…(美羽だけでいいよね☆)

エロ関連はまあいいです。すべて俺が悪いんですごめんなさい。でも、美羽が祐太の顔に落書きして女物のカツラかぶせるのは意味不明です。美羽は相手との距離をはかれる子ですから、これはありえない。

あと、なぜか空と美羽が両親を海外に行かせたいと思っていますが、この改変はどういう意図なんだろう。いい子描写なのかもしれないですが、これ後悔を増やしちゃうので…

そして2話後半の葬式です。ここはほぼ原作通りですが、姉との回想を入れたり、「家族は一緒にいなきゃ、ダメなんだ!」という台詞を追加するなど、かなり祐太の感情を強調した演出になってます。祐太に感情移入しやすい良改変だと思います。


そして3話。家につくまでのシーンは全てオリジナルです。カラオケでめし食うなどの浪費に気づかない祐太。「デリカシー」関連以外でわがままを言う美羽。最悪の改変は、おばさんからの電話によって初めて祐太が今後の大変さに気づくところだと思います。これは祐太が自分で気づかなければならなかった。祐太は別に鋭くはないけど、自分でちゃんと考えて、気づくキャラです。

原作ではアパートに着いて荷物置いた後、「安くて旨くてボリューム満点」の定食屋で食います。なお、この店を美羽は「美味しかったー」「ステキなお店ですね」と評します。そして空はこの段階で祐太のお金の心配をします。祐太は「家族に遠慮するな」と言いますが、この段階で「普段は自炊しよう」と提案します。最後にアイス買っちゃってますが、このへんの無駄遣いは祐太のデフォルトですね。

アニメに戻って家についた場面から。着替えの問題でカーテンでしきりを作りますが、原作では空たちが「祐太を着替えのときに追い出すのがいやで」引いたものだったのが悪改変されてます。ただまあ尺の問題で仕方ないかと。3人での風呂シーンなどエロ要素を追加するくらいなら、と思わなくはないですが。

3話の最後に、ひなが「パパとママは?」と尋ねたときに美羽が耐え切れなくなって部屋を飛び出すのは違和感があります。祐太の前でわかるように涙を見せるのも、原作のキャラクター描写からすると不自然な印象。この後、空がみんなが寝て誰にも知られることのない場面でやっと涙を流してますが、美羽も同じだと思います。美羽も空も、他の家族がどう思うか考えて、自分さえ我慢すればいい場面なら確実に自分を殺すキャラクターです。それでやっと成り立っている相互扶助計画だと思うんだけどなあ…

最後4話。まあ物語変わっているのであれですが、コンビニで買いすぎはありえないです。なんでこんなに祐太をバカにしたいんだろ…

4話では3姉妹のダメダメ描写が続きますが、ぽんこつなのは別にいいです。過剰だとは思いますが、原作でもだめはだめなので、ちゃんと成長していってくれれば。

ただ、ただね。これだけは言わせてください

美羽がひなといっしょになって落書きするシーンだけは、絶対にありえない。誰だよそれ。美羽なめてんのか!?

なんでオリジナル入れたんだろう。原作ストックあるし巻ごとで切りやすいのに…