2012/07/08

小野寺さんは意味不明かわいい


ようやく休日です。今週は疲れた…。

たいして本も読めてないんですけど、『ニセコイ』 2巻読んだので、その感想と意味不明かわいい小野寺さんのお話でも。

『ニセコイ』 2巻ですが、小野寺さんのあざとかわいいモードが全開でしたね。楽と目があったら恥ずかしくてすぐに逸らしてしまうとか、みんなで勉強会をしに楽の部屋に行ったときに、部屋のにおいを嗅いでちょっと興奮してたりとか、楽と付き合ってる(ことになっている)千棘の優しさに触れて少し寂しくなってる様子とか、楽に水泳を教えてもらってる際に手を絶対はなさないでねって上目遣いで言うとか、疲れてるのに「一条くんが教えてくれてるんだから頑張る」とか言っちゃうところとか、告白しようとするところでスカートをギュッとして赤面して目をつぶってああもうががががが!!!

などなどベタにあざとい攻撃を連発されて非常に楽しませてもらいました。まあこれだけならよくあるヒロインなんですが、小野寺さんの最大の魅力は他にあります。2巻の段階ではまだ殆ど出てきてないんですが、小野寺さんの最大の魅力は「意味不明な表情」。2巻でも1コマだけありまして、10話の最後から3ページ目、小野寺さんが飲み物を買いに行くシーンの直前のコマです。ちょっとうつむいて何か思いこんでいるような表情をしてるんですが、何考えてんのかさっぱりわからない。

連載追ってるんですが、小野寺さんはちょくちょくこうした「何でそこでその表情をするのか意味不明な表情」をすることが非常に多い。不自然なところでぽかんとしていたり、楽の好意を期待して当然の場面で上目遣いをしていなかったり、楽のことかなり好きなはずなのに手を繋いでるときにそこまで赤面してなかったり、楽が小野寺さんの手を離して千棘のところに向かって走りだす場面で悲しそうにしていなかったり。あざといわりに感情がはっきりと出ない表情が多い。

(俺が単にエロゲであからさまな表情に慣れ親しみすぎたせいかもしれない…)

これがはっきり出ているのが、27話で楽が小野寺さんが約束の女の子なのか尋ねたあと、「うん、そうだよ」と答えたときの表情。何でもないかのような、気持ちがこもっていない表情。驚いて居るのかといえばそれも違いますよね。驚いたあと、一拍おいてから返答しているので。

何考えてんのかマジでわからない。これが読み続けているうちに溜まっていくわけです。するとどうなるかというと、ふっと小野寺さんのことを思い出したときに、意味不明な表情が大量に浮かんで、すっげえ気になってくる。楽のことが好きだとはっきり表明しているにもかかわらず、頻繁に撹乱されるせいで、小野寺さんが掴めない。

気づいたときには、あの娘何考えてんだろー知りたいなーって思ってたという。で、これって完全に恋じゃないですか。いつの間にか惚れていたというポルナレフ状態…。不思議な話ですが、要するに小野寺さんは意味不明かわいい

そういや次号では新キャラ登場するようですが、小野寺さんの出番が減らなければいいなあ…。